銘柄紹介

2023年に購入したい人口知能(AI)関連暗号通貨

Open AI が開発したチャットボット「ChatGPT」が幅広い成功を記録しているため、ここ数か月で人口知能(AI)がますます人気のある話題になり、AIに焦点を当てたブロックチェーンとデジタル資産が関心と需要を集めています。

ChatGPT

高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービス。2022年11月に公開され、無料で利用できる革新的なサービスとして注目を集め、話題となりました。OpenAIのGPT-3ファミリーの言語モデルを元に構築されています。

2023年1月10日にはOpenAI社に対して、Microsoft社が1.3兆円もの追加出資を検討しているというニュースが報道され、AI業界への期待感から、投資家がAI関連の仮想通貨を物色するようになったためです。

そこで2023年に仮想通貨投資家が注目すべきAI関連の仮想通過を5銘柄ご紹介したいと思います。

The Graph(GRT)

 

AI関連の仮想通貨の時価総額リーダーであるザ・グラフ(The Graph /GRT)は、ブロックチェーン上に記録されたデータを検索する機能を提供するプラットフォームです。ブロックチェーンのデータをインデックス化し、クエリ(問い合わせ)によってデータにアクセスしやすくするためのプロトコルを開発しています。

ブロックチェーンデータの検索システム「サブグラフ」は、インデックスを作成したいデータとどのように保存するかを定義するものであり、誰でも作成することができます。Dappsの開発者は、サブグラフを導入することで、アプリのユーザーが簡単にアプリ内のブロックチェーンデータにアクセスができるため、利便性が向上します。

ネイティブトークンのGRTは、ステーキング、ネットワーク内での支払い、及びボンディングカーブへのデポジットとインデクサーへの委任の手数料の獲得に使用できます。

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Ocean Protocol(OCEAN)

 

オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)は、ブロックチェーンを用いて安全かつ透明性を保ちながらもデータの共有・交換ができ、それを通して収益化できるようにすることを目指しています。

世界中で日々生まれる様々なデータの多くがザーバーに眠ったままにされており、有効活用されるのは僅か1%以下というデータがあります。そこでオーシャンプロトコルでは、プライバシーを保護しながらもデータを売買できるプラットフォーム「Ocean Market」を提供し、データに価値を持たせることで、これまで眠ったままのデータを活用できるようになるだけでなく、データ保有者にもその価値が還元されることが期待されています。

例えば、オーシャンプロトコルは、BMWやゼネラルモーターズ等の自動車メーカーと協力して、AI駆動の自動運転車プロジェクトの構築を検討しています。自動運転車開発に必要な莫大なデータをオーシャンプロトコルを介して共有し、開発を進めています。

 

Fetch.ai(FET)

 

イギリスの企業Fetch.aiによって開発されたプラットフォームです。自律型ソフトウェアでAI(人工知能)が自動でデータを収集・分析し、ユーザーに必要だと思われるサービスを提供します。

具体的には、「自動で学習する自律型エージェント」「オープン経済フレームワーク」「独自の分散型台帳Fetch Smart Ledger」の3つの技術を活かして、さまざまなデータの自動売買を可能にしています。

Fetch AIの技術が実現すると、例えば旅行をする際にも、航空券やホテル、タクシーの手配などを個々に行う必要がなくなり、AIが自動的に最適なソリューションを提供することができるようになります。

SingularityNET(AGIX)

 

SingularityNETは、AIが大規模に協力して協調することを可能にする世界初かつ唯一のグローバルAIマーケットプレイスです。AGIX(AGIXトークン)は、「SingularityNET」のユーティリティトークンであり、SingularityNETで決済通貨とされている他、ステーキング報酬などにも用いられています。

ユーザーはこれまで自社でゼロから開発する必要があった希少価値の高いデータセットや分析機能等、多種多様なAIサービスをSingularityNETで購入することがきます。また、開発者側から見れば、自身が開発したサービスを出品して収益化できる場でもあります。

また世界初の自己進化型の相互運用性規格により、AIサービスをモジュール化して設計し、他の多くのAIサービスと組み合わせて自動的に進化させることができるため、他では利用できないようなユニークで専門的なサービスを作成することができます。これにより、現在のAIの成長を阻む大きな要因の一つでもある「相互運用性の欠如」を解消することができます。

Artificlal Liquid Intelligence(ALI)

 

Artificial Liquid Intelligenceは、人工知能(AI)とブロックチェーン技術を組み合わせた仮想通貨です。ALI(Artificial Liquid Intelligence)は、イーサリアムブロックチェーン上で作動するAlethea AIのネイティブ・トークンです。

有名暗号投資家で億万長者のMark Cuban(マークキューバン)が支援しています。

Alethea AI(アリシアAI)は、人工知能を使って人と会話できるスマートアバターを作るためのシステムで、NFTとAIを結びつけて新しいタイプのNFT(非代替トークン、iNFT)を作成することができます。開発者は自分の作った作品を取引し収益を上げることができます。

Alethea AIは最近、ポリゴン(Polygon)を使用した新しいAIシステム「CharacterGPTdApp(MATIC)」をリリースしました。これにより、「誰もがAIキャラクターをポリゴンでNFTとして迅速に作成し、訓練し、取引出来るようになり、ALIの価格が週に3.86%、月に285.09%上昇しました

AI関連暗号通貨の購入方法

AI関連銘柄は、国内取引所に上場しているものはほとんどありません。海外にある仮想通貨取引所で購入することになります。

海外取引所で購入する場合は、国内取引所からビットコイン・イーサリアム・リップルなどのメジャーな通貨を送金して、買いたい仮想通貨と交換するという手順が一般的です。Coinmarketcapで取扱い取のある取引所と通貨ペアを調べられます。【Coinmarketcapの詳しい使い方はこちら】

購入の流れ

  1. まずは国内取引所にてビットコインなどの仮想通貨を購入。
  2. 海外取引所へ送金(誤送金に注意。一度少額で試す等、2度に分けて送金してもよいでしょう。)
  3. 海外取引所で通貨を交換。

*仮想通貨の送金手数料が無料の取引所(GMOコイン、DMM Bitcoin、BITPOINT)を使ったり、XRP等の送金手数料の安いコインを送金したりすると手数料を抑えられます。