仮想通貨の様々な情報をとるのに必須のツールです。是非ブックマークして使いこなしましょう。
コインマーケットキャップは世界中の仮想通貨取引所で上場されている仮想通貨の時価総額ランキング、価格、チャート、出来高など仮想通貨の値動きに関する情報を見ることができるサイトです。2013年4月から運営されている中立的なサイトです。2020年4月にバイナンスに買収されましたが、買収後も「公平性・中立性」が維持されることが強調されていますので安心して使えます。一つ注意点としては、販売所の取引は載っていません。取引所の取引のみですのでご注意ください。
2018年からアプリも使えるようになりましたが、ウェブ版がよく使われているようなので、今回はウェブ版で解説していきます。
トップページの見方
サイト名にもなっているマーケットキャップですが、Market Capitalizationの略で
時価総額を指します。式に表すと下記のようになります。
時価総額=価格×循環サプライ(市場に出ているコインの枚数)
時価総額が大きいほど、その仮想通貨は多くの人に注目されているということになります。時価総額だけでは通貨の良し悪しや将来性を判断することはできませんが、より安全な投資先を選択する上で、時価総額は重要な情報の一つです。
トップページの画面はこのようになっています。

個別仮想通貨ページの見方
トップページの見たいコインの名前をクリックしましょう。今回はビットコインをクリックしました。ビットコインの価格、時価総額、ボリューム、チャートなどが見れます。


その仮想通貨はどこで買えるの?どの通貨ペアで買える?
最近話題のあのコイン、国内取引所には取り扱いがないけれど、どこで買えるんだろうと思ったことはありませんか?そういう時もコインマーケットキャップで調べられます。
まずは、右上の検索窓から調べたい仮想通貨のサイトに行きましょう。そして、下の画面のように「市場」をクリックするか、ページをずっと下までスクロールします。

すると、下記のように取引所と通貨ペアが表示されますので、取引高のシェアなども参考にどこの取引所を使いたいか決めましょう。

下の画面では、Polkacover(ポルカカバー)というまだマイナーな銘柄を調べてみました。時価総額ランキングがまだ1104位(2021年6月24日)という小さな銘柄です。取引所はBilaxyとHooで取り扱いがあるのみで、あとはDEX(分散型取引所)での取引となっていますね。買える通貨ペア―もかなり限られていることがわかります。

どの取引所を使うか迷ったら。
どの取引所を使うか迷ったら、コインマーケットキャプの取引所ランキングを参考にしてみてはいかがでしょうか。取引所では時にハッキングされるという事件が起きたり、最近ではトルコで取引所の資金の持ち逃げ騒動が話題となったりしています。初めて聞くような取引所は使う前にどんな取引所なのか、規模やセキュリティ等を調べる必要があります。
ランキングの付け方についてCoinMarketCapは、「トラフィック、流動性、取引量、および報告された取引量の正当性に対する信頼に基づいて、取引所のランク付けとスコア付けを行います。」とあります。このランキングが100%正しい、とは言い切れませんが、ある程度信用できるでしょう。
余談ですが、日本の取引所はランキングが低くても、国の認可がないと運営できない決まりになっており、安心して使用できます。
まずは下図のようにトップページの取引所をクリック。直物は現物取引、DEXは分散型取引所のことです。取引量が多い取引所ほど賑わっているということで安心できますね。市場数は取引所で取扱いのある通貨ペアの数、コイン数はその取引所に上場しているコインの数、種類のことです。参考までに直物、デリバティブ、DEXのそれぞれのリストを以下に載せておきます。




コインに関する最新ニュースを読みたい
英語にはなりますが、それぞれのコインの関する最新ニュースを読むこともできます。最近はグーグル翻訳など無料の翻訳アプリがいくつもありますので、それらを駆使してある程度読むこともできますね。
例えば、ビットコインのニュースを読むならビットコインのサイトから下図のようにニュースのタブをクリックします。


どのウォレットを使ったらいい?
どのウォレットがつかえるのかを調べられます。すべてのウォレットを網羅しているわけではないのですが、メジャーなものは取り上げられています。
調べたいコインのサイトに行き、下図のように「ウォレット」のタブをクリックします。


送金したコインが届かない。送金履歴を見たい。
送金履歴を調べるためのツールはエクスプローラーと言います。エクスプローラーの使い方については「仮想通貨のトランザクションを確認する方法(エクスプローラーの使い方」に詳しく書きましたので、よろしければご覧ください。
エクスプローラーは何種類もありますが、すべてブロックチェーンに記録された同じデータに基づいていますの、使いやすいもので大丈夫です。
調べたいコインのサイトに行き、下図のように「エクスプローラー」のタブをクリックします。例ではビットコイン用のエクスプローラーのリストが現れますので、どれか選びましょう。今回は「blockchair.com」を選びました。クリックするとエクスプローラーのホームページが新しいタブで表示されます。


詐欺防止。コインの正当性を確かめたい。
マイナーなコインをウォレットに表示したい時やDEXで使いたい時、名前が表示されなかったり、もしくは、同じ(ような)名前のコインがいくつも表示されたりして不安に思う場合があります。そのようなときは「コントラクトアドレス」を確認しましょう。コントラクトアドレスとはそのコインの識別番号のようなものです。
このコントラクトアドレスは送金用のアドレスとは別のものです。コントラクトアドレスに誤送金されると永久に失われてしまいますのでお気を付けください。
下図のように、「コントラクト一覧」という所をチェックします。コインの確認にはマークが同じかも確かめましょう。

まとめ
このようにコインマーケットキャップはとても奥の深いサイトとなっています。同じように仮想通貨の情報サイトとして「コインゲッコー」というサイトもあります。使い方はほとんど同じですので、どちらを利用されてもいいと思います。是非使いこなして、仮想通貨の情報収集にお役立てください。