銘柄紹介

エンジンコイン(ENJ)とは?

エンジンコイン(ENJ)の基本情報

通貨名称 Enjin Coin(エンジンコイン)
ティッカーシンボル ENJ
発行開始 2017年11月
総発行枚数 1,000,000,000 ENJ
コンセンサスアルゴリズム Proof of Work(PoW)
発売元 Enjin Pte Ltd
公式サイト https://enjin.io/
公式ツイッター https://twitter.com/enjin

 

現在の価格・時価総額・ランキング(CoinMarketCapより自動フィード)

 

エンジンコインとは?

エンジンコインは、シンガポールのゲームコミュニティ企業Enjin (エンジン)が発行する仮想通貨です。同社が立ち上げたブロックチェーンゲームの開発のプラットフォーム「Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)」上で使用される仮想通貨で、ゲーム内でのNFT取引に使用されます。イーサリアムをベースに作られた通貨となっており、通貨のシンボルは「ENJ」として知られています。

NFT(ノン・ファンジブル・トークン)は、日本語にすると「代替不可能なトークン」という意味。簡単にいうと「価値を持った唯一無二のデジタル資産」のこと

現在国内では、コインチェックとGMOコインで取引することができます。

「Enjin Platrorm」エンジンプラットフォームとは?

1.ブロックチェーンゲームが開発できる

エンジンコインの基盤となっているのが「Enjin Platrorm」で、ブロックチェーンゲームの開発ができるプラットフォームです。運営元であるEnjinからソフトウェア開発キットが提供されており、ゲーム開発者側に特別なブロックチェーンの知識がなくてもイーサリアム上でゲーム開発ができるため、多くの一般ユーザーが参入しやすいのが特徴です。すでに多くのゲームがEnjin上でリリースされており、エンジンプラットフォームを基盤にしたプロダクトは、エンジンの公式サイトで確認することができます。

https://enjin.io/ecosystem (画面をスクロールしてExplore projectsをご覧ください)

2.NFTを作成できる

Enjin Platrormでは、ゲームやアート、音楽など様々なNFTの作成もできるようになっていますので、ゲーム内のアイテムをNFTにすることも可能です。こちらもブロックチェーンなどの専門知識がなくてもNFTの発行ができるのは先述のゲーム開発と同じです。NFTとして手に入れたアイテムは唯一無二の資産となり、半永久的に持ち続けることが可能となります。NFTにしたアイテムはNFTマーケットプレイス「EnjinX(エンジンエックス)」で売買でき、エンジンコインを決済通貨として活発に取引されています。また「Enjin Multiverse(エンジンマルチバース)」機能を利用すれば、異なるゲーム間でのキャラクターやアイテムの移動も可能となります。

NFTマーケットプレイス エンジンXへ

マーケットプレイスでは、数多くのデジタルアイテムが日々取引されています。今後もEnjin PlatformでNFTを発行する人が増えれば、NFTを発行する際に使用されるエンジンコインの需要も拡大していくことが予想されます。

3.メルティングで不要なNFTをエンジンコインに戻せる

Enjin Platformには「メルティング(溶解)」と呼ばれる機能があり、不要になったNFTをエンジンコインに戻すことができます

NFTの中には人気が出て高額で取引されるものもありますが、中には買い手がなく価値がつかないものもあります。そんな時、Enjin Platformのメルティング機能を使えば、もし価値のないNFTを保有していたとしても再びエンジンコインに戻すことができ現金化することができます。ただし、メルティングには手数料がかかります。取り出したエンジンコインの0%〜50%が手数料として徴収されるので、あらかじめ留意しておきましょう。

大手企業や大型ゲームとの提携

エンジンコイン(ENJ)はこれまで様々な大手企業や大型ゲームと提携や協業を行ってきています。特にインクラフト(Minecraft)との提携は話題となり、Enjin Craft(マインクラフトのEnjin版)は有名なゲームとなっています。

マインクラフト以外にも以下のような企業と提携し話題になりました。

  • マイクロソフト(Microsoft)
  • サムスン(Sumsung)
  • LABS Group Limited
  • エイベックス・テクノロジーズ

マイクロソフトとの提携では開発中の技術者向け報酬システムにEnjinの技術が使用されました。サムスンとの提携ではgalaxyS10のウォレットの対応通貨の中にエンジンコイン(ENJ)が採用されたことで大きな話題を呼びENJの価格が一時的に価格が大きく上昇したこともありました。LABS社との提携では、不動産を小口のNFTトークンとして売り出すことにより不動産投資を一般投資家にも身近に感じてもらうようなプロジェクトを進めています。また最近では、2021年5月に日本の総合エンターテイメント企業「エイベックス・テクノロジーズ」との提携も果たしています。エイベックスはEnjinとの提携により、デジタルコンテンツとNFTを結びつける取り組みを進めていく見込みです。

【まとめ】エンジンコインの将来性

エンジンコインはすでにNFTゲームの中核的存在で、すでにメタバース系コインの中でも時価総額ランキング5位に位置しています。

エンジンプラットフォームでは現在でも数多くのNFTゲームがローンチされていますが、ゲームを遊びながらお金を稼ぐこと(Play To Earn)ができる仕組みを作っているエンジンコインの可能性は無限大ではないでしょうか。さらなる成長を遂げると期待されているNFT関連銘柄のエンジンコイン(ENJ)にこれからも期待したいですね。