ウォレット

画像付き完全ガイド Trust Wallet(トラストウォレット)の使い方 ―ステップバイステップ―

目次

Trust Walletとは

様々なコインの保管をサポートするマルチウォレットです。一つのウォレットで複数のコインを保管できます。イーサリアム系のウォレットではありますが、ビットコインやリップルなどメジャーなコインも保管できます。

大手仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が運営する信頼度の高いウォレットです。

 

Trust Wallet おすすめの理由

  1. 取扱通貨が豊富。ERCベースのトークンも保有できる
  2. 日本語にも対応しており仮想通貨初心者も安心・便利なウォレット。もちろんベテランの方にも。
  3. スマホで簡単に管理できる
  4. ステーキングができる。
  5. 分散型取引所(DEX)が利用できる。(BINANCEの分散型取引所 (DEX) で必要なウォレットとしてTrust Walletが推奨されています。)

 

Trust Walletの取扱いアセット

Trust Walletで保管できる仮想通貨は160種類以上です。イーサリアムベースのERC20、BEP2やERC721トークンもサポートしており、それらを含めると対応するトークンの数は数千種類となっています。

サポートする主な仮想通貨は次の表のとおりです。

通貨名 シンボル 通貨名 シンボル
ビットコイン BTC イーサリアム ETH
バイナンスコイン BNB ライトコイン LTC
リップル XRP ポルカドット DOT
ステラ XLM ドージコイン DOGE
ジーキャッシュ ZEC バイナンスコイン BNB
ダッシュ DASH トロン TRX
テゾス XTZ コスモス ATOM
ビットコインキャッシュ BCH イーサリアムクラシック ETC
ナノ  NANO ゴーチェーン GO
ポアネットワーク POA ヴェチェーン VET
ワンチェーン WAN カリスト CLO
カヴァ KAVA アイコン ICX
トモチェーン TOMO FIRO FIRO
キン KIN ニミック NIM
サンダートークン TT アイオン AION
シータ THETA オントロジー ONT
グロイストルコイン GRS クアンタム QTUM
ヴィアコイン VIA IoTeX IOTX
Ravencoin RVN ジリカ ZI
ウェーブス WAVES エターニティ AE
ネブラス NAS ディークレッド DCR
アルゴランド ALGO ニア NEAR
デジバイト DGB ハーモニー ON

*その他160以上のアセットをサポート 2021年4月30日現在 (トラストウォレット公式サイトより)

*ただし日本人に人気のネムとモナコインはまだ対応していません。

 

画像入り!トラストウォレットの使用方法 (インストールから入出金、復元方法まで)

(見たいところへジャンプしてください。)

  1. インストール
  2. バックアップフレーズを保管
  3. バックアップフレーズの確認でウォレット作成終了
  4. 表示通貨を日本語に変更
  5. パスコードの設定
  6. 通貨の追加方法
  7. 入金方法
  8. 出金方法
  9. トランザクション(振込履歴)の確認方法
  10. リカバリーフレーズ(=バックアップフレーズ)を確認する方法
  11. スマホを機種変更した時の復元方法

インストール

まずはウォレットを携帯にダウンロードしましょう。Google PlayかApp Storeから「トラストウォレット」で検索し以下のような画像が出てきたらインストールしてください(無料です。)


インストールしたら次のような画面になります。

「新しいウォレットを作成する」をタップします。利用規約とプライバシーポリシーが表示されますので、確認しましたら✓を入れて、「続ける」をタップしてくださ

バックアップフレーズを保管

これから表示される12個の英単語はウォレットを復元するための非常に重要な秘密鍵です。この英単語を順番通りに書き写し保管してください。秘密鍵を盗まれると仮想通貨も盗まれてしまいますので、気をつけましょう。


「続ける」をタップします。すると12個の英単語が表示されますので、順番通りにメモしてください。終わりましたら「続ける」を押します。

バックアップフレーズの確認でウォレット作成終了

次にバックアップフレーズの確認作業となります。メモした12の英単語が画面に現れますので、順番通りにタップしていきます。12単語クリックし終わると下の画像のように「確認完了!」と表示されます。


「完了」をクリック


下のような画面がでたら無事ウォレット作成成功です!

表示通貨を日本円に変更

デフォルトでは表示通貨がドルになっていますが日本円に変更も可能です。

画面右下の「設定」をタップし、下の画面になったら中央の「設定」をタップします。

通貨をタップ。


日本円はかなり下の方にあるので、スクロールして探してください。


日本円をタップするとホーム画面に戻り、通貨が円で表示されているはずです。

パスコード(暗証番号)の設定

ウォレットのセキュリティを高めるためにパスコード(暗証番号)を設定しましょう。

画面右下の「設定」をタップし下の画面になったら「セキュリティ」をタップします。

パスコードをオンに。


6桁の数字を決めて入力します。再入力するように指示されますので2回同じもの入力します。

「セキュリティ」ではオートロックがかかる時間やロック方法を変更できますのでお好みで変更してください。画面右下のウォレットボタンでホーム画面に戻れます。

通貨の追加方法

画面右上にあるマークをタップします。


通貨のリストから追加したいものを選んでタップ。

ホーム画面に戻ると通貨が追加されています。

入金方法

受信するをタップします。


受信したい通貨をタップ。ここではBitcoinを選びました。


ビットコイン用のアドレスが表示されます。アドレス(ここでは”bc1qrh~z2m”)をQRコードで読み込むか、コピーのボタンを使ってアドレスを送信元に貼り付けます。(タイプミスは仮想通貨の消失につながります。アドレスは必ずコピー&ペーストで貼り付けましょう。)

イーサリアム系のトークンはイーサリアムと同じアドレスで送受信します。カスタムトークンが着金すると特別に設定しなくても自動的にウォレットに表示されます。

イーサリアム系のトークン(ERC20など)を送受信するときはETHガス料金が必要です。イーサリアムのブロックチェーンで通貨を送金する時にはイーサリアムを少額買ってウォレットに入れておく必要があります。最近はイーサリアムの価格高騰により、このガス代も高騰しています。2021年7月頃予定されているイーサリアムのアップデートでガス代が改善されると言われていますが、どのくらい改善されるのか見守りたいと思います。

出金方法

ホーム画面から送りたい通貨をタップします。ここではビットコインを選びました。

「送信する」をタップします。

送信先のアドレスをコピー&ペーストで貼り付け、送金したい数量を入力し、「次へ」を押します。


次の承認画面にて、「数量」「アドレス」「送金の際に発生する手数料をよく確認し、すべて間違いがなければ「送信する」を押したら完了です。

トランザクション(振込履歴の確認方法)

送信後、オレンジで囲んだ場所に送信済みと表示されるので、そこをタップすると送信履歴を確認できます。画面下の「より詳しく」をタップするとEtherscan(イーサスキャン)へ遷移してより詳しい履歴を確認することもできます。

イーサスキャンはイーサリアム関連に特化した分析プラットフォームで、イーサリアムの取引や、ERC20、ERC721トークンのトランザクションを確認できます。

リカバリーフレーズ(=バックアップフレーズ)を確認する

現在お使いのウォレットのバックアップフレーズを確認する方法です。

まずは画面右下の「設定」をタップし、次の画面で確認したいウォレットをタップします。


ウォレット横のオレンジで囲んだマークをタップします。

「リカバリーフレーズを表示する」から確認できます。

スマホを機種変更したときの復元方法

スマホを変えたときは、ウォレット作成の画面で「すでにウォレットを持っている方」をタップしてください。

ウォレット新規作成時と同様に、プライベートポリシーと規約に同意し「続ける」をタップします。

フレーズの空欄にリカバリーフレーズ(12の英単語)をタイプしていきます。単語と単語の間にはスペースをいれましょう。12単語を間違いなく入力し終わったら、インポートを押します。

最後に「ウォレットは正常にインポートされました」とでたら復元されています。

 

ステーキング

仮想通貨のステーキングとは、ブロックチェーンのネットワークの運用をサポートするために、トランザクションの検証作業を行うバリデーターに資金をロックことでバリデーターのマイニング報酬の一部をもらうしくみのことです。銀行口座にお金を預け入れ利子を受け取ることに似ています。

しかし、ステーキングには以下のようなリスクもありますので、ご自分でもリサーチされてからステーキングに参加されることをお勧めします。

  1. ステーキング中は預けたコインが引き出せない通貨もあるのでリサーチが必要
  2. ステーキング中に仮想通貨の価格自体が下落する可能性がある
  3. バリデーターの信用リスク

トラストウォレットでステーキング可能なコイン

バイナンスコイン(BMB)、トロン(TRX)、テゾス(XTZ)、コスモ(ATOM)ヴィチェーン(VET)、カリスト(CLO)、カヴァ(KAVA)、トモチェーン(TOMO)、IoTex(IOTX)、アルゴランド(ALGO)

ステーキング方法

ホーム画面で「ファイナンス」をタップします。

するとステーキングが可能な通貨のリストが表示されます。

今回はテゾスを選びました。オレンジで囲んだマークをタップします。

「STAKE」をタップします。

通貨によってはバリデーターをタップして、通貨をロックするバリデーターを選ぶことができます。

ステークしてもよい数量を決めて入力し、「ステークする」をタップして無事完了です。時々きちんと報酬が払われているか確認し、払われていない場合はバリデーターを変更しましょう。

Trust Wallet まとめ

トラストウォレットは使いやすく安全性も高いマルチウォレットで、おすすめウォレットの一つです。