ポルカドットの基本情報
名称 | Polkadot (ポルカドット) |
通貨単位 | DOT |
開始日 | 2017年10月 |
上場時期 | 2020年9月6日 |
総発行量 | 1,000,000,000DOT |
開発 | Web3 Foundation(イーサリアム共同創設者のギャビンウッド氏が率いるプロジェクト) |
ホワイトペーパー | https://polkadot.network/PolkaDotPaper.pdf |
公式サイト | https://polkadot.network/ |
公式 | https://twitter.com/Polkadot |
時価総額ランキング第10位(270億ドル、約3.1兆円) 価格約25ドル(2800円程)【2021年12月末現在】
ポルカドットの特徴
ポルカドットの特徴をあげると以下のようになります。
- ポルカドットはWeb3.0の実現を目的としたプロジェクト
- 様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる
- スケーラビリティ問題を解消できる
- 高いセキュリティ
- 自由にブロックチェーンを開発できる
- ステーキングができる
1.Web3.0とは?
Web3.0とは、ブロックチェーン技術によって実現させようとしている、分散型(非中央集権型)の新たなWebの世界のことを指します。
Webの定義
1.Web1.0 | ホームページをユーザーが一方的に閲覧していた時代 |
2. Web2.0 | SNSによって双方向のやり取りがある時代。誰もがウェブサイトを通して、自由に情報を発信できるようになった。(2021年現在もWeb2.0) |
3. Web3.0 | これから分散型のWeb世界へ |
現在は、例えばGoogle、amazon、yahoo等を使用する場合、私たちユーザーは個人情報を運営会社に提示しています。これは一部の企業が個人情報を収集・管理するという中央集権型のシステムなのです。しかし中央集権型の場合、一部の企業が個人情報を独占できてしまう上、時には企業から個人情報が流出してしまうという事件も起こっています。
ポルカドットでは、非中央集権型のWebの世界であるWeb3.0となることを目指しています。ブロックチェーン技術を使うことで、個人情報はブロックチェーン上で分散管理され、不正アクセスや情報漏洩のリスクも軽減できるというわけです。
また、イーサリアムの共同創設者兼元CTOであるゲビン・ウッド(Gavin Wood)氏もWeb3財団の創設者の中に加わっており、その点からもポルカドットは多くの期待と注目を集めています。
2.様々なブロックチェーン同士をつなぎ、相互運用できる

既存のブロックチェーンは異なるブロックチェーン間でデータを共有することは不可能でした。仮想通貨の種類が変わればブロックチェーンも異なるため、データを共有することはできなかったのです。その課題を解決したのがポルカドットの技術です。ブロックチェーン同士をそのままつなぐのではなく、各ブロックチェーンに対してサイドチェーンというものをつくり、このサイドチェーン同士を同じ規格にすることで、データを共有できるという画期的な仕組みを作ったのです。このブロックチェーンの枠組みを超えてデータを共有できるこの画期的な仕組みに、注目が集まっています。この異なるブロックチェーン同士のやり取りを可能にすることを、インターオペラビリティ(相互運用性)といいます。ポルカドットはこれから関連プロジェクトが増えれば増えるほど価値が上昇しやすくなると言えるでしょう。
3.スケーラビリティ問題を解消できる
ブロックチェーンでは仮想通貨の取引が急増すると、そのブロックチェーンで取引処理が遅くなったり、手数料が高騰したりします。これを、「仮想通貨のスケーラビリティ問題」と言います。すでにビットコインやイーサリアムといった主要な仮想通貨ではこの問題が起こり、その仕組みに限界があることが明確になりました。
ポルカドットは標準的なシングルチェーンのブロックチェーンとは異なり、パラチェーンと呼ばれる並列化されたブロックチェーンがトランザクションを平行処理して処理速度を上げることにより、特定のブロックチェーンに負荷が集中することを防げます。
4.高いセキュリティ性能
通常ブロックチェーンではセキュリティ性の確保のために多くのリソースをかけています。しかし、小さなブロックチェーンにまでリソースを割くことは難しく、攻撃されてしまうこともすくなくありません。
そのため、ポルカドットでは「Pooled Security」を採用しました。ネットワーク上にセキュリティ用のプログラムが置かれ、ポルカドットのエコシステムにつながっているブロックチェーンはこれを共同利用することができます。そのためわざわざ1つ1つのブロックチェーンでリソースを割かずとも、ポルカドットに繋がるすべてのブロックチェーンで共通のセキュリティ性能が担保され、強固なセキュリティーを維持できるのです。
5.自由にブロックチェーンを開発できる
ポルカドットでは、自由にブロックチェーンを開発できる開発ツールを一般向けに提供しています。提供しているのはSubstrate(サブストレート)というフレームワークで、開発者は独自のブロックチェーンを低コストで開発することができます。サブストレートを利用することで、アプリケーション毎に独自のHTTPを実装する必要がなく、ブロックチェーンを新しく作ることができ、ポルカドットと簡単に接続できるようなっています。
6.ポルカドット はステーキングできる
ポルカドットはステーキングに対応しており、保有者がバリデータや取引所にポルカドットを預けることで金利が受け取れるようになっています。
ステーキングとは、仮想通貨を預けることで利息収入を得る行為のこと。
ステーキング方法は2通りあり、1つはウォレットから、もう一つはステーキングサービス(レンディングサービス)を行っている取引所に預ける方法です。
1.公式ウォレット「polkadot{.js}」からのステーキング参加方法はこちらをご覧ください。
2.DOTのステーキングサービスを行っている取引所の例(現在ステーキングサービスを行っている国内取引所はありません。)
- Binance
- Ku Koin
- Bitrue
ポルカドットを購入できる取引所
国内取引所では購入できませんので、海外取引所を使いましょう。おすすめBinanceかHubi Globalが取引量の多い取引所となっています。
*2021年12月現在 国内取扱い取引所 (すべて販売所)
- GMOコインの販売所
- bitFlyer
- SBI VC Trade
- BITPOINT
ポルカドットを保管できるウォレット(ステーキングにも対応)
- ポルカドット公式ウォレット polkadot{.js}
- Polkawallet
- Moonstake Wallet
- Ledger
ポルカドット公式ウォレットの作成方法と使い方、ステーキング方法はこちらをご覧ください。
ステーキングには対応していませんが、DOTの保管ができるマルチウォレットの例は以下の通りです。
- Trust Wallet
- SafePal Wallet
- Exodus Wallet
- Atomic Wallet
現在パラチェーンオークションが行われています
Polkadotのネットワークで行われるパラチェーンオークションが行われています。(2022年3月上旬まで)
【オークションの概要】
- パラチェーンオークションには、数百のプロジェクトが参加する予定ですが、用意されている枠は100前後です。クラウドローンでより多くの資金を集めた勝者Polkadot/Kusamaに接続できるというものです。
- 私達投資家はクラウドローンで勝ち残ったプロジェクトにDOTを預けることで、報酬がもらえる。
- polkadot{.js}などのウォレットやOKExなどの対応取引所から参加できる。
クラウドローンについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。