銘柄紹介

Solana(ソラナ/SOL)とは?100倍に高騰したこともある勢いのあるチェーン

Solanaは、2020年4月にローンチされたレイヤー1のブロックチェーンで、ネイティブトークンはSOLです。SOLは2021年に1年間で100倍以上になったことのある勢いのあるチェーンで、現在は時価総額ランキング9位となっている注目の銘柄です。

ソラナの基本情報

通貨名称 Solana (ソラナ)
ティッカーシンボル SOL
発行開始 2020年4月
発行枚数 発行上限:4億8900万枚
時価総額(2022年3月31日時点) 4.8兆円 (時価総額ランキング9位)
公式HP https://solana.com/ja
公式ツイッター https://twitter.com/solana

 

Sorana(ソラナ/SOL)の特徴

トランザクションの処理スピードが非常に速く、かつ取引コストも安い

Solanaはその性能の高さで他の多くのブロックチェーンよりも大幅に優れています。その凄さがわかる表がありますので、他の主要なブロックチェーンと比べてみましょう。

ソラナと他の主要仮想通貨の比較

ブロックチェーン トランザクション処理数/秒 トランザクション手数料 ブロック生成速度
Solana(ソラナ) 50,000 0.00005ドル 0.4秒
ビットコイン 6~7 15ドル 600秒
イーサリアム 13~15 10~20ドル 300秒
リップル 4,000 0.0004ドル 4秒

上記の表からのわかる通り、ソラナのトランザクション処理数は飛び抜けています。処理スピードが速いと言われているリップル(XRP)よりも速いことがわかります。一方、ビットコインやイーサリアムは以前からスケーラビリティ問題に悩まされており、未だ解決策を模索中です。

ソラナブロックチェーンの40万TPS / 秒という処理速度は、1秒あたり1,700件さばくクレジットカードVISAのそれを上回る数値です。しかもガス代(手数料)は、0.00005ドルと激安となっています。

「レイヤー1」で完結する

例えばイーサリアムではスケーラビリティ問題を解決するため、「レイヤー2で取引を実行する」という場合があります。レイヤー1はブロックチェーンでの取引で、レイヤー2はブロックチェーン外での取引ですが、最近ではブロックチェーンを用いた「オンチェーン型」のレイヤー2もあり少々わかりにくくなってきています。イーサリアムETH、ポリゴンETHなどレイヤーの違いで別の通貨扱いとなり交換に手間も費用もかかります。

しかしSolanaの場合は、トランザクション処理速度やブロック生成速度が非常に大きいため、レイヤー1つまりSolanaブロックチェーンのみで処理を完結させることができますので、非常に取引が楽で低コストとなっています。

他のブロックチェーンと相互運用できるインターオペラビリティの機能がある

ビットコインなど、多く他のブロックチェーンは、それぞれが独立しており、異なるブロックチェーン同士を接続することができません。ソラナは2020年に「Wormhole」という機能を搭載したことを発表し、すでにイーサリアムとソラナ間でのブリッジを行うことができるようになっています。イーサリアムは現在、スケーラビリティ問題を抱えているのでSolanaとつなぐことで、処理速度が速くコストが安いSolana上で処理を実行できるようになります。Solanaはまたイーサリアム以外のブロックチェーンともブリッジ機能を構築しようと取り組んでいます。

様々な企業と連携している

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現在、Solana/SOLと提携しているプロジェクトは100を超えており、そのエコシステムは日々拡大し続けています。有名企業と提供したことにより、公開から1年わずかで急速に拡大してきました。今後も提携企業は増えると予想され、その将来性が大きく期待されています。

注目のNFTプロジェクトとの連携

NFTマーケットプレイス「OpenSea」が対応

2022年4月、世界最大のNFTマーケットプレイス・OpenSeaがソラナNFTの取り扱いを始めました。圧倒的シェアのNFTマーケットプレイスが対応したことで、ソラナへの注目が一気に増しました。OpenSeaにおいてソラナ(Solana)は、イーサリアム(Ethereum)、ポリゴン(Polygon)、 クレイトン(Klaytn)に続き、取引可能な4番目のブロックチェーンになります。

Walk To Earnアプリ「STEPN」

Walk To Earn=歩いて稼ぐ! STEPNは移動距離に応じて、仮想通貨を得ることができるという話題のアプリです。ソラナブロックチェーンを土台として作られています。

スターアトラス(StarAtlas/ATLAS)

スターアトラス(StarAtlas/ATLAS)とは、宇宙を舞台にしたNFTブロックチェーンゲームです。映画のような美しいグラフィックが特徴で、最新ゲーム機に劣らないクオリティの高さが話題を呼んでいます。

ステーキングで報酬を得よう

ソラナでは売買による差益(キャピタルゲイン)だけでなく、保有によるステーキング報酬(インカムゲイン)を得ることも可能です。ステーキングは取引所(例、Binance等)に預けることでも可能ですが、ここでは秘密鍵を自分で管理できるより安全なウォレットを使ったステーキングを3つご紹介します。

ステーキングとは?

ステーキングとは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用している通貨において、対象となる仮想通貨を保有しブロックチェーンのネットワークに参加することで、その対価として報酬が貰える仕組みのことです。

ソラナのステーキングができるウォレット3選

SolFlare「ソラナ専用ウォレット」 ソラナ専用のウォレットです。日本語には対応していません。自身でバリデータを選び、運用を行なっていきます。利率は10%前後と言われています。 ダウンロードはこちらから
Atomic Wallet デスクトップ版とスマートフォン用アプリがあります。日本語には対応していません。アプリ内のウォレットに送金しコインを同期することでステーキングが始められ、現在は7%ほどの利率を獲得できます。 ダウンロードはこちらから
Phantom ウォレットにSOLを送金し、「Start earning SOL」ボタンを押し、バリデーターと金額を選んでステーキングを開始します。 ダウンロードはこちらから

 

SOLの今後は? イーサリアムキラーとなれるか?

チェーンの性能も良く低コストなソラナでは、今後様々なプロジェクトが開発されるでしょう。また、現在イーサリアム上で進めているプロジェクトがソラナへ移ってくる可能性もあります。ライバルのイーサリアムは今年8月に大型アップデートMargeによってPoWからPoSへとコンセンサスアルゴリズムを移行させる予定です。これによりイーサリアムのスケーラビリティ問題も改善していくと予想されますが、まだまだ先行きが見通せない状況です。

今後の動向によってはソラナがイーサリアムを超える日が来る可能性もないとは言えません。今度の動向を期待したいですね。

SOLが購入できる国内取引所

FTX Japan 販売所・取引所 公式ホームページ
SBI VCトレード 販売所 公式ホームページ
GMOコイン* 販売所・つみたて暗号資産 公式ホームページ

*追記:2022年10月12日取引開始

**なお、海外取引所で取引高が多いのはBinance、FTX、Coinbase Exchange、KuCoin、Krakenとなっています。