取引所と便利ツール

ハッキング対策!登録アドレス以外には出金できない設定にしよう。

暗号資産取引においては常にハッキングのリスクに晒されています。特に取引所のウォレットは常にネットに繋がっているホットウォレットであることも多く、万が一ハッキングされてしまうと、自分の口座から勝手に暗号資産を送金されてしますという事態も起こり得ます。それゆえ、購入した暗号資産は取引所に置きっぱなしにせず、自分のウォレットで管理するのが一番です。とは言え、時には取引のために資産を取引所に送金し、しばらく置いておくこともあるでしょう。または引所でレンディングをして金利を得ている場合もあるでしょう。その場合少しでもセキュリティを高めておきたいですね。

取引所はセキュリティを高めるために様々な対策を行っています。パスワード設定、二段階認証は必ず設定されていることと思いますが、さらにセキュリティーを高めるために「出金ホワイトリスト」設定が可能な取引所も多くあります。設定可能な取引所であれば設定されることをお勧めします。

出金ホワイトリストとは?

ホワイトリストとはブラックリストの対義語で、注意や警戒が不要な対象を示す一覧のことです。

出金ホワイトリスト設定とは、出金先をホワイトリストに登録をすることで、登録されたアドレス以外には出金しない設定にするということです。登録されていないアドレスには出金できないので外部の攻撃や自分のアドレス入力ミスなどから資産を守ることができます。簡単に設定できますので、是非設定しセキュリティを高めておきましょう。

ここではバイナンスを例にとって出金ホワイトリストの設定方法をステップバイステップで解説します。

バイナンスの出金ホワイトリスト設定方法

1.まずはバイナンスにログインします。 Binance -ログインはこちらから-

2.トップページの「人マーク」→「セキュリティ」→出金ホワイトリストの「有効にする」をクリックします。

b1.png (1000×436) b2.png (1000×471) b3.png (1000×415)

3. 設定済みのGoogle二段階認証のコードを入力し、「提出」をクリックすると、ホワイトリストが有効になります。(Google二段階認証の設定方法がわからない方はこちらをご覧ください。

b4.png (1000×426)

b5.png (1000×445)4.セキュリティ強化のためできれば出金ホワイトリスト24時間制限もかけておきましょう。

b6.png (1000×447) b7.png (1000×477)

5.「出金アドレスを追加」画面で、アドレスラベル、通貨、アドレス、ネットワーク(通貨によって、自動入力される場合と選べる場合がある)、メモ(貨によってはメモが必要な場合があるので、必要な場合は忘れずに入力)、アドレスオリジナル(取引所かウォレットかを入力)を入力し最後にホワイトリスをにチェックを入れて「保存」をクリックします。

b10.png (1000×474)b11.png (1000×470)b12.png (1000×473)b13.png (1000×476)

6.セキュリティ認証で、登録メールアドレスに送られてきたコードとGoogle二段階認証のコードを入力し、「提出」をクリックします。

b15.png (1000×414)

7.これでホワイトリストの設定が完了しました。さらにアドレスを追加したい場合は画面右上の「アドレスを追加」から、設定したアドレスを削除したい場合は、アドレス右横の「…」マークから行ってください。

b18.png (1000×300)

最後に

今回はバイナンスの出金ホワイトリストの設定方法をご紹介しました。国内取引所で出金ホワイトリストが設定できる取引所はまだないようですが、海外取引所では設定できるところが多くあります。自分の資産をハッカーに勝手に引き出されてしまわないように、設定可能な場合は是非設定をおすすめします。