フレアトークン(FLR)は、リップル社の投資部門であるXpringが出資するプロジェクトで、XRPの分散台帳XRP Ledger上にスマートコントラクト機能を実装することを目的としています。当初はSparkトークンと呼ばれていましたが、現在はフレアトークンに名称を変更しています。
FLRはFlareネットワーク上で使用されるネイティブトークンで、ガバナンス投票やステーキング報酬に利用されます。
FLRのエアドロップは、XRPの保有者に1:1の割合で付与される予定です。2020年12月、XRP保有量に対するスナップショットは完了済みで、現在すでにFLRの実際の付与が始まっています。現在では複数の国内取引所にも上場しましたので、取り扱いのある国内取引所で購入することが可能です。
フレア(Flare/FLR)の基本情報
通貨名称 | フレアトークン(Flare Token)(旧Sparkトークン) |
ティッカーシンボル | FLR |
総発行枚数 | 1,000億枚 |
コンセンサスアルゴリズム | FBA(Federated Byzantine Agreement) |
公式サイト | https://flare.network/ |
公式ツイッター | https://twitter.com/FlareNetworks |
フレア(Flare/FLR)の価格・チャート
FLRトークンのエアドロップと今後のClaim作業
FLRは元々、FLRをXRPと同量発行し「2020年12月12日時点でXRPを保有していたユーザーに1対1の割合で無料配布(エアドロップ)予定」となっていました。しかし、2023年1月9日に初回分配で全体の15%を配布され、残り85%分はFLR保有者による投票によって「WFLR(Wrapped Flare)保有者に36ヶ月かけて配布される」ことが決定されました。
残り85%分のFLRトークンは「30日ごとにWFLR保有ウォレットに比例分配される」と説明されていて、各エアドロップ配布日から起算して67日以内に報酬請求(Claim)することで受け取ることができます。請求されなかったトークンは焼却(バーン)されます。(デリゲーション報酬で分配されたFLRは、デリゲーション報酬発生日から起算して90日以内にClaim。)
今後分配されるFLRトークンを受け取るためには、「Bifrost Wallet」や「Flare Portal」でClaimの作業を行う必要がありますので、下記配布日を参考に期間内に請求を行ってください。
上記スケジュールは「flare.space」より。日本時間では21:00
Connect Everything(全てを繋ぐ)
Flare networkは、スマートコントラクト実装を可能にするネットワークです。最初はXRPの分散台帳XRP Ledger上にスマートコントラクト機能の実装することを目指してプロジェクトを開始しましたが、そのアーキテクトはXRPのみならずスマートコントラクト機能を持たないその他のブロックチェーンへと波及することがわかり、今では他のあらゆるブロックチェーンへのスマートコントラクト実装を可能にする事、並びに、複数のスマートコントラクト対応ネットワークを繋ぐ技術を開発することを目標としています。すべてのデジタル資産とオンチェーン情報を自由に流通させることで、ブロックチェーンの利用を拡大することができます。
FLR(Flare)の特徴
独自のコンセンサスアルゴリズムFBA(Federated Byzantine Agreement)の採用
フレアは、独自のコンセンサスアルゴリズムであるFBA(Federated Byzantine Agreement)を採用しています。
暗号資産の代表的なコンセンサスアルゴリズムである、PoWやPoSは経済的なインセンティブを必要としますが、独自のコンセンサスアルゴリズムFBAは経済的なインセンティブを必要とせずにトランザクションの承認が可能です。取引承認のインセンティブが発生しないため、取引手数料が抑えられています。加えて高速処理機能を備えている「アバランチ(Avalanche)」を採用し、スケーラブルで高速の処理能力を実現しました。
アルゴリズムステーブルコインとして「F-Assets」を発行
Flare Networksは、F-Assets(ファセット)というアルゴリズムステーブルコインを発行しています。F-AssetsはFLRに価格が裏付けされた仮想通貨連動型のトークンとして発行されます。
Flare Network上に発行され、スマートコントラクト機能を持たないXRPやXLMなど任意のトークンをF-Assetsとして統合することで、スマートコントラクト機能を提供します。最初にローンチされるFAssetsは、BTC・XRP・LTC・XLM・DOGE・ALGO・FILに対応したもので、それぞれFBTC、FXRP、FLTC、FXLM、FDOGE、FALGO、FFILという名前で発行される予定になっています。
F-Assetsは連動対象となる仮想通貨のプールに応じてその発行量が決められ、発行する際は、プールされている仮想通貨の量に応じてFLRの担保量が決定され、賃借する形で発行されます。
発行されたF-Assetsによって、スマートコントラクトがないブロックチェーンから資産を移動させ、Flare Networks上に構築されたDeFiやDApps、NFTなどのサービスに利用することが可能となります。
EVMを搭載し、イーサリアム上の分散型アプリ(dApps)を手軽に利用できる
FLRはイーサリアム仮想マシン(Ethereum Virtual Machine/EVM)を搭載しているため、イーサリアムのスマートコントラクト開発言語であるSolidityによるDAppsの開発が可能なほか、イーサリアム上で開発された既存の分散型アプリ(dApps)を、Flare上で非常に簡単に起動することができます。
DAOのガバナンストークンとしての利用されている
Flare Networkは、DAO(分散型自立組織)によって運営されています。FRLにはガバナンストークンとしての役割があり、FRLを保有することでDAO内での投票権を得ることができ、Flare Networkの発展に関わる多くの決定に対して投票権を持つことができます。投票は、ブロックチェーン上で完全に透明かつ公正に行われ、すべての投票参加者が同じ権利を持っています。
また、Flare Networkは、FLRのステーキングによる報酬も提供しており、FLR保有者は、ステーキングを通じてより多くのFLRを獲得することができます。
国内のFLRを取扱う暗号資産取引所 2023年6月末現在
FLRは以下の国内取引所で購入することができます。
・bitbank(ビットバンク)
・bitFlyer(ビットフライヤー)
・BITPOINT(ビットポイント)
・DMM Bitcoin(DMMビットコイン)
・BitTrade(ビットトレード)
・SBI VC Trade(SBI VCトレード)
・Huobi Japan(フォビジャパン)
その他多くの海外取引所でも入手可能です。取扱い取引所はcoinmarketcap等で調べることが来ます。
coinmarketcap flare markets 情報へのリンクはこちら
FLR(フレアトークン)対応ウォレット
フレア公式ウェブサイトより