銘柄紹介

パラチェーンオークション・注目14プロジェクト紹介・ポルカドット

ポルカドットのパラチェーンオークションはDOTトークンを一定期間預けるだけで元本が保証されていながら投資ができます。

ポルカドットは現在時価総額第8位の銘柄です。イーサリアムキラーまたWeb3.0銘柄として有名です。技術力に非常に定評のあるイーサリアムの元Co-founderだったギャビン・ウッド氏が開発を手掛けており将来有望な銘柄です。そのポルカドットのパラチェーンオークションが始まります!

パラチェーンオークションとは?

「パラチェーンオークション」とは、ポルカドットのパラチェーンを決めるためのオークション(入札)のことです。

ポルカドットは、異なるブロックチェーンを繋げる技術を持っています。ポルカドットの本体はリレーチェーンと呼ばれ、それに繋がるブロックチェーンがパラチェーンと呼ばれます。このパラチェーン上にアプリケーションが構築されていくことでエコシステムが拡大していくのですが、現在、パラチェーンのスロットは合計100枠しかありません。

ブロックチェーンプロジェクトにとっては、セキュリティを保ちつつ、多くの人が使いやすいようなブロックチェーンをゼロから目指すよりも、パラチェーンになり、ポルカドット本体(リレーチェーン)のセキュリティ恩恵などを受けながら開発を行う方がプロジェクトを迅速に作ることができるため、多くのプロジェクトがその100枠を掛けてオークションに参加します。

ポルカドットのパラチェーンオークションは、一定期間にポルカドットの仮想通貨である「DOT」がどれだけロックされたかで決まります。DOTをより多く集めたプロジェクトが勝ち残り、枠を獲得しパラチェーンとなります。そしてそのプロジェクトはロックされたDOTを使って約2年間ポルカドットに接続し開発を行うことになります。

クラウドローンとは

オークションの前段階に「クラウドローン(Crowd loan)」と呼ばれる、各パラチェーンプロジェクトがDOTを集める、資金ロック期間があります。この期間に私達投資家は、応援したいプロジェクトに対して自分のDOTトークンをロックすることができます。

気に入ったプロジェクトに自分のDOTを賭けて応援をすることで見返りとして、そのプロジェクトが勝った場合(枠を獲得した場合)に新しいトークンを報酬としてもらいます。そしてそのトークンが上場したり、使われたりして価値がでることで私たちは利益を得ることができます。預けたDOTは応援したプロジェクトが勝ち残って枠を獲得したら96週間(約2年)ロックされ、ロック解除後は戻ってきます。

イーサリアムなど通常のICOはプロジェクトに投資をして(=お金を渡す)、それによって新しいトークンを買ってその新しいトークンの価値が高くなれば利益がでるというものなので、どうしても詐欺事案が多くなりがちでした。一方、ポルカドットのパラチェーンオークションはDOTトークンを一定期間預けるだけで元本が保証されていながら投資ができます。また、貸したDOTはオンチェーンでロックされる(=ブロックチェーン上にスマートコントラクトでロックされる)ので、プロジェクトは持ち逃げができません。

パラチェーン・オークション

  1. 開催予定 2021年11月11日から3月上旬まで
  2. 2週間ごとに11回行われる予定
  3. ポルカドットオークションの預け期間は96週間 元本は約2年後に返ってくる。それに応じたトークンはプロジェクトのトークンが発行された時点で入ってくる。
  4. オークションに勝てなかったら、オークション終了後(45日後)に戻ってくることになっているが、2年間ロックされるプロジェクトもあるようなので、参加される場合は各プロジェクト公式ホームページにて参加条件を必ず確認してください。

ただし、ロックしたDOTはステーキングができなくなるため、ステーキング報酬はあきらめることになります。

3つの参加方法

  1. ポルカドット公式ウォレットpolkadot{.js}から
  2. プロジェクトの公式サイトから
  3. 対応を発表している取引所から

取引所からの参加は簡単ではありますが、秘密鍵を自分で持てないことからポルカドット公式ウォレットからの参加方法をお勧めします。

尚、現在、ポルカドット(DOT)を取り扱っている日本の仮想通貨取引所は「GMOコイン」「bitFlyer」「SBI VC トレード」です。将来的にクラウドローンをサポートするかもしれませんが、現在は対応してないようです。

海外取引所では BinanceKrakenKuCoinHuobiOKEx, MEXCGate.io &  Just Mining が対応しています。日本からは参加不可能な取引所もありますので、詳細はご確認ください。

リスクはあるのか?

 

リスク1:もし預けている2年間の間にポルカドットの値段が高騰しても売ることができず売却の機会を逃してしまうリスクがあります。また、2年後にDOTの価格が下がっていたら、貰った新しいトークンの価値を考慮しても全体として利益がマイナスになってしまうかもしれません。

リスク2:またポルカドット自体が信頼をなくような出来事(例えばハッキングなど)が起きたとしてもすぐに売却ができないというリスクもあります。

 

オークション日程詳細 (オークション開始から入札終了)

バッチ1

  • オークション1:2021年11月11日~ 2021年11月18日
  • オークション2:2021年11月18日~ 2021年11月25日
  • オークション3:2021年11月25日~ 2021年12月2日
  • オークション4:2021年12月2日~ 2021年12月9日
  • オークション5:2021年12月9日~ 2021年12月16日

バッチ2

  • オークション6:2021年12月23日~ 2021年12月30日
  • オークション7:2022年1月6日~ 2022年1月13日
  • オークション8:2022年1月20日~ 2022年1月27日
  • オークション9:2022年2月3日~ 2022 年2月10日
  • オークション10:2022年2月17日~ 2022年2月24日
  • オークション11:2022年3月3日~ 2022年3月10日

 

注目パラチェーン 14プロジェクト紹介

イーサリアム上のプロジェクトとポルカドット上の注目パラチェーンとの比較

パラチェーンオークション銘柄.jpg (1000×557)

順不同ですので、人気順という訳ではありません。

KUSAMAのパラチェーンオークションですでに選ばれているパラチェーンがポルカドットでもオークションにも参加しており、DOTとKusamaで名称が違う場合は両方の名前を挙げてあります。

1.AcalaNetwork(DOT)& KaruraNetwork(KSM)

KUSAMAパラチェーンオークションで1番最初に勝者となったプロジェクトはKarura。Karuraのポルカドット版プロジェクトは「Acala」です。

クロスチェーンDeFiハブであり、ユーザーにステーキング・スワップ・貸借・利息を獲得したりする機能を提供します。ステーブルコインのプラットホームになることを目指したプロジェクトです。投資家には、Polychain、Pantera、DCG、CMS、CoinbaseVenturesが含まれます。

Acara.jpg (1000×560)

2.  Aster(DOT)& ShidenNetwork(KSM)

以前はPlasmNetworkと呼ばれていました。ポルカドットでスケーラブルなイーサリアム2.0になることを目指しています。プラットフォームはETHと同じアプリをサポートできます。PlasmのLayer1には、ETHのLayer2スケーリングソリューションが含まれています。またCosmosとBSCへのブリッジにもなります。最大の投資家はBinanceです。

Astarは、スマートコントラクトをサポートできないポルカドットリレーチェーンを支援するスケーラブルなスマートコントラクトプラットフォームとしても機能します。日本発のプロジェクトです。

Plasm.jpg (1000×556)

3. MoonbeamNetwork(DOT)& Moonriver(KSM)

完全にイーサリアムと互換性のあるスマートコントラクト。マルチチェーンプロジェクトをポルカドットネットワークで立ち上げるプロセスを簡素化するように設計されたプラットフォームです。KusamaオークションではMoonriverで最高の報酬評価を獲得しました。イーサリアムの料金が高額なため、投資家と開発者は低価格なPolygon、Fantom、Avallanche等へ移行しています。ポルカドットへのクロスチェーン移行のプロセスを簡素化することは、現在の市場で取り組むべき重要な課題です。Moonbeamのプロジェクトの成功はPolkadotの全体的な強度と活動を高めるのに役立つ可能性があります。

Moonbeam.jpg (1000×560)

4. Phala Network(DOT)とKhala Network(KSM)

PhalaNetworkはプライバシー保護のできるWeb3.0クラウドコンピューティングサービスです。データ層を保護しながら、他のブロックチェーンアプリケーションへのコンピュータリソースを提供します。この技術によりプライバシーが保護された状態でDeFi取引ポジションをとれるという可能性があります。またGoogle Analyticsのような大量のデータ分析をプライバシーを保ちつつ実行することもできます。

5. KylinNetwork

ポルカドットのデータ経済を強化するためのクロスチェーンプラットフォームを構築しています。データ分析機能、データマーケットプレイス(データ交換と価格設定用)、およびオラクル*を備えています。競合比較対象は、chainlink、oceanprotocol、graphprotocol等です。

*オラクルとはブロックチェーン外部とブロックチェーン内部の「橋渡し」となり、ブロックチェーンに信頼性が高い情報を入力するシステムのこと。

 

6. Clover finance(DOT)とSakura(KSM)

ETHプロジェクトをポルカドットに移植できるようにするワンストップクロスチェーンDeFiブリッジです。マルチチェーンウォレットを備えておりユーザーはネットワークを切り替えることなく取引を行うことができます。手数料は取引された資産から引かれます。

 

7. DarwiniaNetwork(DOT)とDarwiniaCrab(KSM)

DOT、KSM、ETH、Tron、その他の異種チェーンでのアセット転送とリモートチェーンコールを接続する分散型クロスチェーンブリッジです。その主なアプリケーションは、クロスチェーンゲームとNFT取引を対象としています。

DarminiaNetwork.jpg (1000×557)

 

8. EquilibriumDeFi(DOT)と GenshiroDeFi(KSM)

クロスチェーン・マネーマーケットです。トレーディングだけでなくレンディングプールと合成資産の生成を結びつけたりします。高度な機能には、ベイルアウト、プログラマティック金利、高度な注文タイプ、DEXでの証拠金取引が含まれます。

 

9. Centrifuge

請求書、不動産、ロイヤルティなどの実世界の資産をDeFiに繋げてお金を借りたり、安定した利回りを得たりできるようになることを目指したアプリです。MakerDAOやAaveと繋がる計画です。

centrifuge.jpg (1000×556)

 

10. hydra dx(DOT)と Basilisk(KSM)

基板上に構築されたクロスチェーン流動性プロトコルです。低い取引コストで高速の取引を行い、資産を即座に交換します。すべての資産をマルチアセット流動性プールである「オムニプール」にまとめることができ、それぞれがHDXに対して取引可能であるため、すべての資産を相互にスワップできます。

Hydra.jpg (1000×552)

11. BitCountry

ポルカドットのメタバース・ハブとして、あなたが、あなたのコミュニティのために、あなた独自のメタバースを実現できる、ユーザー主導のメタバース&ゲーミング・プラットフォームです。クロスチェーンの相互運用性により、あらゆるタイプのNFTアセットまたはトークンの転送が可能になります。

BitCountryJapan.jpg (1000×560)

12. HeyEdgeware

コミュニティが管理する財務、ガバナンス、およびDAOのネットワークを備えたスマートコントラクトブロックチェーンです。開発者は、ワーキンググループに参加することで他の人とつながり、評判を築き、エコシステムの一部になることで資金を要求することさえできます。

13. MantaNetwork

ポルカドットエコシステム向けに構築されたオンチェーンプライバシーソリューション。Defiユーザーのプライバシーを強化することを目的としています。Mantaは、ZKSnarkのプライバシー保護アーキテクチャをベースレイヤーに直接構築し、転送やポートフォリオの管理時のフロントランニングやプライバシーの欠如など、ユーザーが現在直面している多くの既存の問題を解決できます。基板フレームワークに基づいて構築されたMantaNetworkの最初のユースケースは、ZKPベースのプライバシー技術を使用してパラチェーン資産のオンチェーントランザクションの匿名性を確保する分散型支払いプロトコルであるMantaPayです。 もう1つの今後のリリースは、プライバシー中心の分散型取引所(DEX)であるMantaSwapです。

14. Parallel Finance(DOT) と Heiko Finance(KSM)

DeFi貸付プロトコルですPolkadotとKusmaベースの資産の両方をサポートし、トークン所有者が利息を稼ぐことで資産を機能させる機能を提供する自動マネーマーケット(AMM)。このプロトコルは、ポルカドットエコシステムに高い流動性、利回り、資本効率を提供することを目的としており、ユーザーは最終的に、サポートされているネットワークのいずれかから資産を貸し出し、賭け、借りることができるようになります

プロジェクトの進行状況確認ができるサイト

パラチェーン情報サイト parachains.info

パラチェーンオークションの進行を確認できるサイトです。11月18日現在、資金を集めているプロジェクトトップ6です。そのほかプロジェクトの情報やニュースなども載っていますので、プロジェクト選びにご活用ください。

parachain.png (1000×472)

まとめ

以上、ポルカドット・パラチェーンオークションの注目14プロジェクトを紹介させていただきました。比較的リスクの小さい投資となりますので、気に入ったプロジェクトがあればクラウドローンに参加してみてください。(再度、投資のご判断は自己責任でお願い致します。)